中堅社員の能力が業績を左右する

中堅社員は上層部と新人をつなぐキーパーソン

「企業は人なり」という格言もあるように、会社にとって人材はどんなに有効なシステムや運転資金よりも大切な「財産」です。中でも企業業績の浮沈をにぎる鍵となるのが中堅社員です。中堅社員をいかに育てるかが、企業の将来を大きく左右するといっても過言ではありません。しかし、中堅社員に対する研修は、新人研修に比べおろそかにされがちです。どこの企業でも新人教育の大切さは認識していますが、ある程度の経験を持つ社員の成長については、社員本人や直属の上司にまかせっきりになっている会社も少なくありません。しかし、中堅社員を意図的に教育することの波及効果は、研修を受けた本人だけではなく、会社全体に効果があると言えます。

どのように中堅社員を育てるか

まず、中堅社員に求められる役割について考察してみます。新人のころは社長をはじめ会社の上層部と直に接する機会は少なく、大きな会社になればなるほど、ほとんど接点はありません。普段接するのは直属の上司など中堅社員か同僚にほぼ限られてしまいます。一方、中堅社員になると、会社の上層部と接する機会も増え、新人と上層部をつなぐキーパーソンとしての役目を自然と担う形になります。上層部がどんなビジョンを持っているか、新人達は何を考えているかを把握できる立場にあるため、もし万一、会社の不協和音が生じてもいち早く気付くことができます。
このような中堅社員を育てるには、新人のように画一的な社員教育ではなく、個々に求められる役割に応じた研修を設定することが大切です。